【超初心者向け】パテックフィリップとはどんなブランドなの?徹底解析

パテックフィリップという時計をご存知でしょうか?
パテックフィリップは世界五大時計、世界三大時計この両方に数えられている高級時計で、時計業界のTOPに君臨し続けている高級時計ブランドです。

一般層の方にはあまり知られていないブランドではあるのですが、富裕層や時計好きにかなり人気が高く、世界中で愛されている時計です。

今回はそんなセレブ層に愛され、長い間人気を保ち続けているパテックフィリップについて詳しくご紹介させていただきたいと思います。

1 パテックフィリップはなぜ人気なのか。その人気な3つの秘密

まずはパテックフィリップがなぜ人気なのかご説明させていただきます。

パテックフィリップが人気な理由は3つの秘密があります。

①世界五大時計のTOPに君臨し続けている
②資産価値がかなり高い
③リセール率が高く資産運用に向いている

ただのブランドウォッチでファッションとして人気あるわけでは無く資産として価値があるパテックフィリップですので、世界中のセレブに人気が高いのです。
それぞれどのような特徴があるのか見てみましょう。

1-1 世界五大時計としてTOPに君臨しているから

世界五大時計はスイスを代表する3つの高級時計ブランドと他2ブランドと加えたものです。

【世界五大時計】

スイスパテックフィリップ(PATEK PHILIPPE
スイスヴァシュロン・コンスタンタン(VACHERON CONSTANTIN
スイスオーデマ・ピゲ(AUDEMARS PIGUET
フランスブレゲ(BREGUET
ドイツランゲ&ゾーネ(A.LANGE & SOHNE

並べてみると聞いたことがあるブランドがあるのではないでしょうか?
パテックフィリップはこの5つのメーカーに数えられているブランドで、その中のTOPに君臨し続けているメーカーなのです。

君臨し続けていることができる理由は長い歴史(詳細は2章)の他に高い技術力があるためです。

1-1-1 高い技術力①コンプリケーションウォッチ

機械時計には技術的に高くないと実現が難しいコンプリケーションウォッチ(複雑時計)というものが存在します。※コンプリケーションウォッチと言われるものは以下の機能を搭載しているアイテムのことを指します。

【コンプリケーション機構】
  • トゥールビヨン

  • ミニッツリピーター
  • 永久カレンダー
  • スプリットセコンド・クロノグラフ
  • レトログラード

  • パワーリザーブ・インジケーター
  • ムーンフェイズ

特にトゥールビヨン、ミニッツリピーター、永久カレンダーの三つは最も複雑な機構をしており、一般的にコンプリケーションウォッチと言うとこの3つが搭載されているものを指します。尚、この三つより下の機構もコンプリケーションウォッチとして数えられております。

多くの高級時計ブランドはこのコンプリケーションウォッチをハイエンドモデルとして発表しているのですが、パテックフィリップはこのアイテムをシリーズにしているくらい技術力が高いのです。(4-1参照)

このコンプリケーションウォッチはコンプリケーション機構を搭載することで価格が1000万円を超えることもあり、シリーズ化して安定供給することはかなりリスクが高いです。しかしパテックフィリップはその技術力を認められているため、多くのファンが存在し安定して販売することができます。

これが出来るのは高い技術力が認められているパテックフィリップだからこそ出来ることなのです。
なぜ高い技術力が認められているのかはパテックフィリップの永久保証にあります。

1-1-2 高い技術力②永久保証

パテックフィリップはどんなアイテムでも修理を行う永久保証を宣言しております。
極端な話パテックフィリップが約200年前に出したアイテムでも修理をしてもらうことが可能です。

永久保証と言うのは言うだけは簡単ですが、実現はとても難しくほとんどのブランドでは行っておりません。(永久保証を行っているのはパテックフィリップ以外にはブレゲやオーデマピゲくらいです。)
「故障しても新たに同じそのまま部品を作って直せばいいのでは?」と言われることもございますが、時計の部品と言うのはムーブメントにより構造が大きく異なり、少しでもずれてしまうと動かないので全く同じ部品を作ることはかなり難しいのです。
また、他のブランドでは部品を作るためのコストをかけることも現実的ではなく、もう製造していない部品の場合は新たな代用できるものにしたり、そもそもムーブメントを別のものにして対応します。

パテックフィリップの場合には足りてない部品を新たに作り出したり、全く同じもので修理を行います。時計を大切にしている人にはかなり有難いサービスを展開しているのです。

そんな永久保証を行っているパテックフィリップは一生モノの時計ともいわれております。
凡そ200年もの間時計を作り続け、永久保証、金額はかなり高いということもあり、パテックフィリップは資産価値としても認められております。

1-2 資産価値がかなり高いから

パテックフィリップの時計で最も人気なモデル(ノーチラス)は900万円くらいします。高級車1台分と同じくらいの値段で売っています。
しかしパテックフィリップの時計は元々こんなに高かったわけではありませんでした。高くても2300万円程度で売られていたのですが、昨今の時計ブームにより需要がかなり高くなり今くらいの価格まで跳ね上がりました。

なぜ、ここまで資産価値が高くなったのかと言うと、ブランド価値と完成度の高さにあります。

ブランド価値は200年続く老舗で世界五大時計と言われるくらい有名なパテックフィリップということもあり、自然と高くなりました。
完成度の高さというのは内部構造や時計デザインのことを指すのですが、パテックフィリップのノーチラスは他の時計にはない形をしておりとても独特です。ただデザインが優れているだけでなく、機能性も高いためかなり資産価値が高くなったのです。

なぜ、時計ブームで一気に値段が高くなったのかと言うと、その理由は簡単で収入の増加によりパテックフィリップという憧れの時計を購入できる層が増えて需要が高まったためです。時計投資をしている人はパテックフィリップを購入し、高くなって売るという資産運用も行っている人もいるくらいでした。

1-3 リセール率が高く資産運用としても向いているから

パテックフィリップが人気な理由にはリセール率が『最も影響しているのではないか?』と個人的には思っています。パテックフィリップは人気がかなり高く需要が大きい商品ですので、相場はかなり高くなっております。

ノーチラスが新品は入荷されてもすぐに完売し、定価よりも高い金額で中古販売されております。
そのため資産運用として所持し、高くなったら売るというような投資として所持している人も多く、資産運用にも役立っております。

ただ購入するだけでなく購入したものが売るときには高い金額になったり、永久保証として一生使うことも可能なためとても人気が高くなりました。

2 パテックフィリップが作り上げたブランドの歴史

2-1) 1839年創業の超老舗パテックフィリップ

1839年スイスでアントニ・パテックとフランチシェック・チャペックの二人により創業された時計メーカーで元々は『パテック・チャペック社』という名前でした。当時は腕時計ではなく懐中時計をメインで取り扱いしておりました。(※ちなみにアントニ・パテックはジュネーブ市民となった後にアントワーヌ・パテックというフランス風な名前に改名します。)

1844年アントニ・パテックが自社製品の懐中時計をパリの博覧会に出品するためにパリに行った先で、ジャン・アドリアン・フィリップと出会います。ジャン・アンドリアン・フィリップはフランスで活躍する時計師で、彼はリュウズを使用した巻き上げ・時刻合わせを搭載した機構を開発した人です。当時はゼンマイ巻き上げとそれの専用のカギが必要な時計というのが主流でしたが、リュウズで巻き上げるという画期的な機構に感動し、アントニ・パテックとジャン・アドリアン・フィリップは意気投合します。

1845年にジャン・アドリアン・フィリップが入社し、会社名を『パテック社』に社名変更。そして同年、パテックフィリップ初のミニッツリピーターを制作します。さらにリュウズ巻き上げ・時刻合わせ式時計の技術の特許を取得します。そして同年、創業者のフランチシェック・チャペックが退社しました。

1851年に『パテックフィリップ社』に社名変更。ロンドン万博博覧会に懐中時計を出品し、ヴィクトリア女王がリューズ巻き上げ・時刻合わせ式の18金ペンダントを購入します。この懐中時計は世界初の鍵がない時計として多くの著名人に賞賛され、パテックフィリップの知名度は爆発的に高くなりました。

1967年にはローマ教皇ピウス9世が18金懐中クォーターリピーターを購入します。クォーターリピーターとは15分ごとに音を鳴らしてくれる機能でミニッツリピーターの下位互換のような機構です。当時は時計を見ずに音で知らせてくれる画期的な機能として話題となりました。

1868年にハンガリーのコスコヴィッチ伯爵夫人のためにパテックフィリップ社初の腕時計を開発します。今では腕時計のイメージが強いパテックフィリップですが、時計を懐中時計から腕時計に切り替えるまでに凡そ30年もかかっているのは驚きです。そしてこの頃から腕時計の制作を積極的に行い、パテックフィリップの業績は急成長します。

しかし1877年に創業者のアントニ・パテックが亡くなり、経営はジャン・フィリップに移ります。経営が移っても業績は変わらずにピョートル・チャイコフスキー(ロシア作曲家)がルイ15世スタイルの懐中クォーターリピーターを購入したり、著名人には長年愛されておりました。

翌年の1878年には宝飾品や銀製品を取り扱っているティファニーが自社ムーブメント工場をパテックフィリップに売却し、さらに事業は大きくなります。この売却の影響によりこの年代のムーブメントはパテックフィリップ製のものとティファニー製のものが流通しております。

経営は順調でしたが、ジャン・フィリップは高齢のため1891年に、息子のジョセフ・エミール・フィリップに経営を譲り、そして1894年にジョセフ・フィリップは亡くなってしまいます。この経営を受け継いだジョセフ・エミール・フィリップも1907年に亡くなってしまい、その息子のアドリアン・フィリップに経営が移りました。

経営権を引き継いだ翌年には現在ジュネーブにある本社ビルが完成し、1915年にはアルベルト・アインシュタインが懐中時計を購入しました。経営は順調に思えていたのですが、1914年から1918年にかけて行われた第一次世界大戦の影響による世界恐慌が訪れ、パテックフィリップの経営は悪化してしまったのです。

そこで手を差し伸べたのが文字盤製造業者のジャン・スターンとシャルル・スターンの兄弟です。1929年この二人がパテックフィリップの資本に参加したことにより徐々に売り上げは戻ってきます。1932年にはこの兄弟により会社が買収され、アドリアン・フィリップは経営から去り、ジャン・フィスターが社長に就任。(※ちなみに、現在に至るまでスターン一族による経営が行われております。)

2-2) 1932年パテックフィリップ代表モデル『カラトラバ』が誕生

新体制として新たなスタートを切ったパテックフィリップは1932年にパテックフィリップを代表するドレスウォッチのカラトラバ(Ref.96)が誕生します。

出典:forzastyle

現在のカラトラバの初期モデルです。とても洗礼されているデザインでかなり視認性もいいのが特徴です。
ちなみに、パテックフィリップは永久保証をしていることもあり、このモデルはいまだに中古市場で販売されております。価格幅は150万~400万円で個体により大きく異なるようです。もしもアンティークパテックフィリップに興味があるかたは探してみてください。

カラトラバの初期モデルを作成した同年にアメリカの銀行家であるヘンリー・グレイブス・ジュニアから『世界一複雑な時計』を受注し『グレーブス・ウォッチ』を制作、60,000スイスフラン(=日本円で650万円)で売却しました。

グレーブス・ウォッチ

出典:minkara

この懐中時計にはパーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ、クロノグラフなどの複雑機構を24個詰め込んだ懐中時計でスイス時計の技術の集大成ともいえる作品です。
2014年に行われたザザビーズオークションでは2,320万スイスフラン(=日本円で25億円)で落札されました。凡そ100年前の時計がこんなにも綺麗に現存していること自体すごいのですが、その価格も25億とかなりすごいですよね。機械式時計の中ではブレゲのマリーアントワネットに次ぐ金額の高さとなっており、かなり驚愕です。
(※ブレゲのマリーアントワネットはコチラをご覧ください。)

1941年にはパテックフィリップを代表するコンプリケーションウォッチのパーペチュアルカレンダーを搭載した腕時計のシリーズを生産し始めます。当時から太い顧客を持っていたパテックフィリップだからこそできる芸当でロレックスやオメガなどのブランドではこのようなコンプリケーションウォッチのシリーズ化はまず不可能です。

そしてこの時期を境に時計精度コンクールで優勝を重ねます。

  • 1944年ジュネーブ天文台時計精度コンクール優勝
  • 1949年同コンクール優勝

ジュネーブ天文台 時計精度コンクールとはその時計がどのくらい精度の高い時計なのかを測るコンクールのことでこのコンクールに優勝することはかなり制度の高いコンクールに優勝していることを指します。
ちなみに、高級時計ブランドのオメガは1930年に優勝しており、実は腕時計としてはパテックフィリップよりもオメガの方が精度の高いものを作っていた時代もありました。

機械時計のイメージがかなり強いパテックフィリップですが、実は1956年に全電気式クォーツ時計の制作を始めます。これは1950年代に天文台コンクールの激化が進み、各社が時計の高精度化に精を出していたことによる影響かと推測されます。
パテックフィリップは機械式として精確なアイテムを作り続けておりますが、会社のさらなる発展に向けて技術革新は欠かさないのです。

が、しかしパテックフィリップ2度目の危機クォーツショックが到来します。
1969年に日本を代表する時計メーカーセイコーにより格安で精確な時計を作られました。これにより精確な時計を安く購入することが出来てしまうため、高級時計の立ち位置が危ぶまれてしまったのです。
さらにこの時期はオイルショックにより生産コストが高くなってしまったり、スイスフランが高騰していたりと、経営において最悪な時代に突入したのです。

2-3) 1976年パテックフィリップの代名詞『ノーチラス』が誕生

パテックフィリップはこの最悪な状況にどう立ち向かっていったのか、それは原点回帰で機械式時計を作り続けていたのでした。

1970年~1980年に二つのムーブメントを開発します。

【手巻きムーブメントの高振動化】

薄型ムーブメントのCal.17521,600振動/h6振動)に強化、さらに28,800振動/h8振動)のCal.215を開発しました。一般的に6振動以下をロービート、8振動以上をハイビートと呼びます。

この振動数が時計にどのように影響するのかお話しをさせていただくと、ハイビートの場合、時計の精度がかなり上がりますが、部品の消耗は激しくなってしまいます。逆にロービートの場合は部品の摩耗を防ぐため耐久性が高く故障しにくくなっております。
手巻きムーブメントの高振動化というのは簡単にお伝えすると時計の「精度を高めた」ということを意味します。

【自動巻きムーブメントの開発】

自動巻き時計と言うと1931年にロレックスが出したパーペチュアル機構が原点でありますが、パテックフィリップが自動巻きにするまでにロレックスと40年も差があります。
今では自動巻き時計が主流ですが、実はパテックフィリップはこの時代まで手巻き時計を貫いておりました。自動巻きムーブメントに変えることでパテックフィリップの使用感をさらに上げ、顧客層が離れない努力に勤しみます。

このムーブメントを開発してすぐの1976年ついにパテックフィリップの代名詞である『ノーチラス』が誕生するのです。

今までドレスウォッチを主流としてきたパテックフィリップですが、スポーツウォッチとしてノーチラスを発売します。この発売は1972年にオーデマ・ピゲから発売されたロイヤル・オークの対抗馬として出されたアイテムです。
デカ圧時計のロイヤル・オーク、それに対し極薄時計のノーチラス。この極端な二つの時計が当時はスポーツウォッチの頂点に立ったのです。そしてこのノーチラスはパテックフィリップを代表する時計として現在では一番人気の主力アイテムとなっております。

ここからは現代までコンプリケーションウォッチを作り続け、精度はオメガを、技術力はロレックスを、人気ではオーデマピゲを抜かし時計業界のトップに君臨し続けているのでした。

ここまでが歴史になります。ざっくりと振り返ってみると元々はパテックとチャペックにより設立された会社で、フィリップは高い技術を持っている時計技師として会社に入社しました。
パテックフィリップの懐中時計はかなり人気が高くアインシュタインやローマ教皇、チャイコフスキーなどの著名人に愛されていたブランドです。そして今では腕時計の印象が強いブランドですが、腕時計としてはオメガやロレックスの方が最先端を行っていた時代もあり、技術力のパテックフィリップが劣っていた部分があるのは意外性がある一面だと思います。

そんなパテックフィリップのアイテムについては次章で紹介させていただきます。
スポーツモデルとドレスウォッチで分けてご紹介させていただきますので、お好きな方からお読みくださいませ。

3【スポーツモデル編】モデル紹介

さて、ここからはモデルについて詳しく解説していきましょう。

パテックフィリップのスポーツモデルは大きく分けて下記2アイテムとなります。

  • ノーチラス
  • アクアノート

ノーチラスはパテックフィリップを代表するアイテムでどの層にも人気が高く、資産運用に使われることもあるシリーズとなっております。
アクアノートと言うのはノーチラスを元に作成したダイバーズウォッチで防水性能に長けております。

其々のモデルの詳細と価格について掘り下げてみていきましょう。

3-1 パテックフィリップの王道アイテム『ノーチラス』

発売当初からラグジュアリースポーツウォッチとして話題を呼んでいたノーチラス。スポーツウォッチとなると少し厚みのあるアイテムが多いのですが、ノーチラスはかなり薄く作られており、とても特徴的なデザインをしております。
その特徴的なデザインは潜水艦の船窓をモチーフにしたデザインでSF小説の『海底二万マイル』に登場する潜水艦の名称『ノーチラス号』から由来しております。

ノーチラスの特徴はそれだけではありません。ノーチラスには耳と呼ばれている左右の突起が存在し、その特徴こそノーチラスを表しているのです。この耳はスポーツウォッチとして防水性を高めるために構造上必要であったためつけられたものです。
他の時計にはないデザインで時計愛好家たちを数々と魅了し、現代のTOPに君臨している時計なのです。

ノーチラスとはどのようなアイテムなのかノーチラスの代表アイテムを二つご紹介させていただきます。

ノーチラス 5711/1A-010

出典:パテックフィリップ

定価:3,575,000

中古相場:8,500,000

現在最も人気が高く最も購入難易度が高いノーチラスです。
このクラス価格の時計では一般的には貴金属を使用されていることが多いのですが、このノーチラスは貴金属を使用しておらず、素材はステンレススチール製となっております。
12気圧防水でケースサイズは40mm。厚さは8.3mmと激薄サイズのスポーツウォッチです。

中古相場がなぜここまで高騰しているのかと言うと、生産本数に理由があります。5711-1A-010の年間製造件数は凡そ1000本と言われ、生産本数の少なさから需要がかなり高くなり相場の高騰が起こっております。さらに8.3mmという極薄の時計でありながらも12気圧の防水がついている機能性の良さから人気が高くなっているのです。

2018年は550万円でしたが、執筆時現在の価格は850万円でかなり高騰しております。2019年には1000万円近い金額で売られていたこともあり、経済的な影響により相場が落ちている今が買い時です。

ノーチラス5740/1G-001

出典:パテックフィリップ

定価:14,267,000

中古相場:20,000,000

ホワイトゴールドを使用したノーチラスにパーペチュアルカレンダーと搭載したコンプリケーションウォッチです。防水性能は6気圧に下がっているためマリンスポーツなどの使用には向いておりません。
このアイテムが高い理由には素材にホワイトゴールドを使用しているということもあるのですが、コンプリケーション機構を搭載することにより高価なアイテムとなっております。
パーペチュアルカレンダーとは永久カレンダーのことを指し、100年間日付変更の必要ない機能のことを指します。通常ではうるう年の設定が必要ではあるのですが、これでは自動的に変更してくれる機能を搭載しているので、一度動かしてしまえば一生そのまま使うことができるのです。

3-2 カジュアルスポーツウォッチ『アクアノート』

アクアノートが登場したのは今からおよそ20年前の1997年。ノーチラスとは別ラインのスポーツモデルとして突如現れました。ノーチラスがラグジュアリーに特化しているのであれば、アクアノートはカジュアルの方面に特化しているモデルです。
アクアノートではノーチラスと同様に12気圧防水が標準ではありますが、ノーチラスのアイデンティティである耳は搭載されておりません。また、ベルトもステンレスや貴金属を使用しているアイテムも存在はするのですが、人気なアイテムはトロピカルバンド(コンポジット素材)のアイテムでカジュアルな感じで世界中のセレブに魅了しております。

アクアノートの特徴は上記以外にはケースが8角形、紫外線に強い、金属アレルギー対策をしている、カラーバリエーションが豊富という特徴もあり、普段使いを前提に作られております。

ノーチラスとどのような違いがあるのかさっそく見ていきましょう。

アクアノート 5167A

出典:パテックフィリップ

定価:2,277,000

中古相場:4,600,000

もっともベーシックなタイプのアクアノート。このアクアノートは最も人気が高いノーチラスの次に人気なアイテムでかなり需要が高いアイテムでもあります。12気圧防水、ケースサイズは40mm、厚さは8.1mmとノーチラスと比べて若干薄いアイテムです。

現行品なのにも関わらず中古相場は450万円オーバーとかなり高価なアイテムとなっております。この理由はノーチラスと同様に生産数が需要に追い付いていないというところからきております。

アクアノート 5968A-001

出典:パテックフィリップ

定価:5,247,000

中古相場:9,570,000

クロノグラフが搭載したノーチラスです。
ケースサイズは42.2mm、厚さは11.9mmとパテックフィリップにしてはかなり厚めな時計となっております。このモデルはフライバック・クロノグラフという機能を搭載しております。この機能は時間測定中にリセットを推すだけで針の位置をリセットし、連続計測を可能な機能です。通常のクロノグラフより機能性に長けていることもあり、定価は通常のモデルよりも高い金額で設定されております。

4【ドレスモデル編】モデル紹介

続いてはドレスモデルについてご紹介させていただきます。

パテックフィリップのドレスモデルは5つに分けることができます。

  • 『グランド・コンプリケーション』

  • 『コンプリケーション』
  • 『カラトラバ』
  • 『ゴンドーロ』
  • Twenty-4

上二つはコンプリケーション機構を搭載しているシリーズでパテックフィリップ以外ではハイエンドモデルとして紹介されているものです。パテックフィリップではハイエンドモデルではなくシリーズとして作られており、人気が高いです。
カラトラバから下は一般的なドレスモデルになります。スポーツモデルと比べる安価な設定となっており、「とりあえずパテックフィリップを始めてみたい」と言う方にはオススメなモデルといえます。

其々どのようなモデルなのかアイテムを見ていきましょう。

4-1 腕時計史上最高の技術を搭載『グランド・コンプリケーション』

グランド・コンプリケーションとはコンプリケーション機構を2個以上搭載しているモデルのことを指します。コンプリケーション機構は1章で紹介したトゥールビヨンやパーペチュアルカレンダーを言った複雑機構のことを指します。
一般的な高級時計ではトゥールビヨンならそれだけの機能に特化して発売しますが、パテックフィリップはコンプリケーション機構を複合して発売しております。

スポーツウォッチが機能性(利便性)に特化しているのであれば、グランド・コンプリケーションは技術性に長けている一つの作品のような時計です。
複雑機構は壊れやすいアイテムということもあり普段使いではなく、観賞用として購入する方が多いアイテムです。

実際のアイテムで有名なものを二つご紹介させていただきます。

グランド・コンプリケーション 5204R-001

出典:パテックフィリップ

定価:33,968,000

中古相場:26,500,000

搭載している複雑機構:スプリットセコンド・クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ

3つの複雑機構を搭載したアイテムです。
スプリットセコンド・クロノグラフとは2本の秒針により二つのラップタイムを計測することができる機構を指します。パーペチュアルカレンダーは永久カレンダーと呼ばれ、うるう年に修正変更する必要がないアイテムのことを指します。ムーンフェイズは月の形を時計上で知らせてくれる機能です。

複雑時計がこれだけ合わさると定価は3,000万円を超えてきますが、中古相場は定価よりも700万円も安くなっております。
コンプリケーションウォッチの中古相場が定価よりも安い金額には需要の関係が大きいです。ノーチラスの場合には需要と供給の差が大きく開いておりましたが、グランド・コンプリケーションは購入できる層を狭めており、需要はかなり少ないのです。供給量は追い付いていることもあり相場は少し下がってしまっています。

グランド・コンプリケーション 5320G-001

出典:パテックフィリップ

定価:9,922,000

中古相場:7,857,800

搭載している複雑機構:パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ

グランド・コンプリケーションの中ではかなりシンプルなモデルでパーペチュアルカレンダーとムーンフェイズのみを搭載したアイテムです。ケースはホワイトゴールドを使用しており、ケースサイズは40mm厚さ11.13mmと少し厚めです。
定価と中古相場を比べた際に先ほどのものと比べて価格差が少ないのは定価が安いのが理由です。定価が1/3になったことにより購入できる層が増えたため需要も高くなります。そのため中古相場は暴落することなく700万~800万円で落ち着いております。

4-2 複雑時計『コンプリケーション』

コンプリケーションウォッチはコンプリケーション機構を1つ以上搭載しているモデルのことを指します。グランド・コンプリケーションと比べ機能がシンプルになっているのが特徴です。

グランド・コンプリケーションとの違いはどのようなものなのか見ていきましょう。

コンプリケーション 5524R-001

出典:パテックフィリップ

定価:5,709,000

中古相場:5,449,074

搭載している複雑機構:トラベルタイム

トラベルタイムとは時針が2本搭載されているモデルで、一目で二つのエリアの時刻を知ることができる機構のことを指します。トラベルタイムとは通称で正式な機構名はデュアルタイムゾーン機構という名前です。
素材はローズゴールドを使用しているためかなり重厚感にあふれております。世界中を飛び回っている人はこの時計があれば一目で二つの地域の時刻を知ることができますので、国内にとどまらない方が購入するケースが多いです。

コンプリケーション 5205G-013

出典:パテックフィリップ

定価:9,212,400

中古相場:5,376,700

搭載している複雑機構:ムーンフェイズ

このアイテムは複雑機構のムーンフェイズにパーペチュアルカレンダーの下位互換であるアニュアルカレンダーを搭載しているモデルです。
アニュアルカレンダーは年次カレンダーという機能のことで1年間に1度カレンダーを直す必要がある機能のことを指します。パーペチュアルが永久ですので手入れは一切必要ないのですが、アニュアルは手入れが必要となります。
定価と中古の差は定価でパーペチュアルカレンダーの中古品を購入できることから、このアイテムは中古で購入されることが少ないため定価から大きく値段が下がってしまっております。

4-3 ドレスモデル代表アイテム『カラトラバ』

カラトラバはパテックフィリップを支えてきたパテックフィリップを代表するドレスモデルです。カラトラバはとてもシンプルで3針タイプの人気が高いです。
カラトラバの形は円形のケースにシンプルなインデックス。文字盤もとにかくシンプルで、『腕時計とは』と聞かれた場合にはこの時計と指すくらい時計のお手本のようなアイテムです。

このカラトラバという名前なのですが、これは12世紀にイベリア半島でイスラム兵と戦ったスペインのカラトラバ騎士団が由来とされております。
カラトラバと言えば十字のシンボルマークが特徴的ですがこれは当時の騎士団のシンボルマークからインスピレーションを受け付けられました。

そんな歴史背景があるカラトラバのアイテムを見てみましょう。

カラトラバ 5227R

出典:パテックフィリップ

定価:4,158,000

中古相場:3,480,000

三針タイプのカラトラバ。ご覧いただいてお分かりの通り超シンプルなデザインです。
ケースサイズは39mm、厚さは9.24mmと若干厚めに作られております。

カラトラバ 5196R

出典:パテックフィリップ

定価:2,640,000

中古相場:2,108,232

スモールセコンドタイプのカラトラバです。このカラトラバは手巻きムーブメントを使用しております。
ケースサイズは37mm、厚さは7.68mmと超極薄の腕時計です。このくらい薄くなると腕のフィット感がとても心地よくなります。個人的には3針タイプよりもスモールセコンドタイプの方が好きです。

4-4 クラシカルタイプの『ゴンドーロ』

ゴンドーロはかなりクラシカルで時計という印象よりもジュエリーに近いアイテムです。クッション型、スクエア型、オーバル型など様々な形が用意されております。

ゴンドーロは1993年に発売された紳士婦人用のアイテムではありますが、紳士用のアイテムはかなり少ないため、ほぼ女性向けアイテムとして覚えておくと良いでしょう。

ゴンドーロ4972G

出典:パテックフィリップ

定価:4,378,000

中古相場:2,800,000

スクエアタイプのゴンドーロです。
ベゼルにダイヤモンドが敷き詰められており、時計というよりもはやジュエリーと言った方が伝わりやすいデザインをしております。尚、ダイヤモンドは130個(合計1.80カラット)を使用しております。

ゴンドーロ7041R

出典:パテックフィリップ

定価:3,674,000

中古相場:3,280,000

クッション型のゴンドーロです。合計0.31カラットのダイヤモンドが108個も使用されております。
先程紹介したアイテムよりも定価が安いのはダイヤモンドの差になります。ダイヤモンドが凡そ1.5カラット者違いによりここまで差がつきました。
中古価格での差は人気かどうかです。スクエア型よりも存在感のあるクッション型の方が人気が高く、中古相場もこちらのアイテムの方が高いのです。

4-5 レディース向けウォッチ『Twenty-4

最後に紹介するのはTwenty-4です。
1999年に女性向けに発売されたモデルがTwenty-4です。このアイテムもゴンドーロと同じくスクエア型や丸形が用意されております。

実はパテックフィリップにはクォーツ式のアイテムが存在するのですが、クォーツ式が採用されているのがTwenty-4なのです。
クォーツ式のアイテムと自動巻きの2種類の差を見比べてみましょう。

Twenty-4 4910/10A

出典:パテックフィリップ

定価:1,463,000

中古相場:1,148,700

クォーツ式のパテックフィリップです。クォーツ式であっても価格を100万円切ることがないのがすごいです。
このアイテムはパテックフィリップには珍しくクォーツ式のムーブメントを採用しております。自社ムーブメントではなくクォーツ式を使用することにより開発コストを抑えてブランド内では安く販売しております。

Twenty-4 7300/1200A

出典:パテックフィリップ

定価:3,135,000

中古相場:2,679,900

丸形のTwenty-4で自動巻きを採用しております。クォーツ式では100万円代でしたが、自動巻きにすると定価が300万円をこえました。少しの機能差でここまで価格に違いがあるのはすごいことです。
他ブランドでは変わっても230万円ほどですので、ここまでかわるのはさすがパテックフィリップとでもいえます。

まとめ

今回はパテックフィリップについてご説明させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?
パテックフィリップは五大時計に数えられ、そのうちのTOPに君臨し続けている老舗ブランドです。

元々は懐中時計専門でしたが、時代の流れの中で腕時計にシフト。機能面ではオメガやロレックスに負けてた時期もありますが、持ち前の技術力で全ブランドの中でもTOPクラスのブランドです。

アイテムはかなり種類があり、人気アイテムは900万円近い金額で売られていることもございます。もしもパテックフィリップを始めたいと軽く思っているのであれば、はじめはカラトラバなど比較的安価なアイテムから始めてみると良いでしょう。

最後になりますが、実は弊社では貴金属、ブランド品を専門で買取しているブランドリバリューを経営しております。もしもお値段が気になるモノ、売りたいもの等ございましたら、下記よりお問い合わせくださいませ。
この記事をお読みの方が良いパテックフィリップに出会えることを祈っております。

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